Fellowship News 号外5

〔Topics〕年末調整のチェックポイント

年末調整のチェックポイントをまとめました。作業の参考になれば幸いです。

年末調整計算前
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個人情報保守

  • 住民票住所、市町村コードの整備
  • 納付先住所の更新(1月1日)
  • 家族情報の整備
  • 前職情報入力(前職支給額、源泉所得税額、社会保険料、前職会社名、住所、退職日等)
  • 振込口座の確認(単独支給の場合)

申告・補正額入力(年末調整計算)

  • 生命保険料、損害保険料の入力
  • 配偶者特別控除合計所得額の入力
  • 社会保険料の入力
  • 国民年金保険料の入力
  • 小規模企業共済等掛金の入力
  • 住宅借入金等特別控除額、居住開始年月日の入力
  • 補正額(奨励金、報奨金等給与・賞与とは別に支給したもの)
  • 12月給与の繰越
  • 賞与の繰越
年末調整計算後
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源泉徴収簿(印刷)

  • 再雇用者の1月から12月の支給額、源泉税額、社会保険料をチェック

テキスト出力

  • 年末調整の対象にならない人をチェック(乙者、退職者等)
  • 年末調整計算の対象になる退職者のチェック
  • 配偶者特別控除額のチェック
  • 生命保険料控除、損害保険料控除のチェック
  • 国民年金保険料のチェック
  • 前職額のチェック
  • 補正額のチェック
  • 住宅取得特別控除、居住開始年月日のチェック

源泉徴収票出力

  • 摘要欄の編集(16歳未満の扶養親族には、氏名の後に(年少)の記載が必要)

給与支払関係(過不足金を12月給与で調整する場合)

  • 対象者の確認

年末調整システム変更点・Q&A集
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201112henkoqa.pdf

※ファイルサイズが大きいため、表示に時間がかかる場合があります。

〔Topics〕年末調整よくある質問

Q.16歳未満の扶養親族はどうしたらよいですか?
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A.扶養親族となる16歳未満の方にも、家族情報の扶養親族にチェックを
  つける必要があります。
  源泉徴収票に16歳未満の扶養親族数、氏名を記載する欄があるため、
  扶養に該当する場合、必ずチェックをお願いします。
  (年末調整システム変更点・Q&A集 3ページ)

Q.70歳以上の扶養親族がいるのに同居老親等になりません
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A.同居老親等に該当する方には、家族情報の同居老親等にチェックをつけ
  る必要があります。
  (年末調整システム変更点・Q&A集 4ページ)

Q.住宅借入金特別控除のある方はどこに何をいれますか?
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A.申告・補正額入力の欄で入力します。
  通常の方は、住宅借入金特別控除額の欄と、1回目の欄の居住開始年月
  日にそれぞれ金額、日付を入力します。
  1回目~4回目の欄は、複数の住宅借入金特別控除がある方の場合のみ
  使用します。
  (年末調整システム変更点・Q&A集 10ページ)

Q.今年特に注意する点はありますか?
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A.源泉徴収票に16歳未満の扶養親族について、摘要欄に氏名(年少)の
  表記が必要となりました。そのため、住宅借入金特別控除があって、扶
  養親族が多い方について、摘要欄に収まらない可能性があります。
  絞込表示機能を使って、該当者を個別に修正することで対応できます。
  (年末調整システム変更点・Q&A集 13ページ)

〔編集後記〕

ウェブポという日本郵便のサービスで年賀状を作ろうと決めたものの、
かわいらしいデザインがたくさんあって迷います。
早くしないと割引終わってしまう。(小永)

Fellowship News 号外4

〔機能紹介〕資格喪失届に必要な事項をまとめて印刷する方法

退職時に作成する社会保険の資格喪失届、雇用保険の資格喪失届、離職証明書の記載事項をまとめて印刷する方法をご案内いたします。

1.給与システムから出力する場合
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項目を指定して個人台帳を印刷します。
[個人情報]→[印刷]→[(個人台帳)発行]で印刷内容を指定します。

基本情報、住所情報、勤務情報、家族情報、社会保険情報、労働保険情報にチェックを入れます。

帳票イメージ
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/daityosample.pdf

処理手順
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201111daichoinsatsu-kyuyo.pdf

2.人事システムから出力する場合
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汎用印刷を使って印刷します。

帳票イメージ
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/hanyo-sample.pdf

○汎用条件のダウンロード○
下記サイトより、汎用条件をダウンロードします。右クリックで、「対象を
ファイルに保存」または「名前をつけてリンク先を保存」を選び、保存先を
指定します。
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/2011/11/post_40.html

※ダウンロードが難しい場合は、担当宛てにご連絡ください。メールでお送
りします。

○汎用印刷条件取り込み○
人事システムを開き、ユーティリティより汎用印刷条件を取り込みます。

取り込み手順
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201111hanyojokentorikomi.pdf

○汎用印刷で帳票印刷○
人事システムを開き、[(個人情報)照会]→[汎用印刷]を開き、条件を読み
込みます。対象者を指定して帳票を出力します。

処理手順
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201111hanyoinsatsu.pdf
(小永)

〔機能紹介〕就業システムカレンダーの変更

就業システムをお使いのお客様、来年の祝日設定やカレンダ設定はお済みでしょうか?
来年の祝日は下記の通りです。

平成24年の国民の祝日
01/01(日) 元旦
01/02(月) 振替休日
01/09(月) 成人の日
02/11(土) 建国記念日
03/20(火) 春分の日
04/29(日) 昭和の日
04/30(月) 振替休日
05/03(木) 憲法記念日
05/04(金) みどりの日
05/05(土) こどもの日
07/16(月) 海の日
09/17(月) 敬老の日
09/22(金) 秋分の日
10/08(月) 体育の日
11/03(土) 文化の日
11/23(金) 勤労感謝の日
12/23(日) 天皇誕生日
12/24(月) 振替休日

※01/03(月)、12/31(月)が年末年始休業日となる場合は祝日設定に登録します。

内閣府サイト
http://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
祝日設定方法(就業システム)
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201111shukujitsu.pdf
特定日設定方法(就業システム)
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/200910tokutei.pdf
カレンダ設定方法(就業システム)
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/200910calendar.pdf(小永)

〔編集後記〕

先日、社内親睦会主催でバーベキュー。定番のお肉以外に、たこ焼き、芋煮、
カレーなどなど各自持ち寄りの多品目バーベキューに。
とりわけピザはU字溝と網とレンガと鉄板を組合せ本格的な焼きあがり。技術者のこだわりは、
料理にも存分に発揮されていました。(小永)

Fellowship News 号外3

〔Topics〕厚生年金保険の料率改定と標準報酬月額改定

先月ご案内させていただきました保険料率の改定について、翌月徴収のお客様は、10月給与から料率が変更となります。
料率の設定はお済みでしょうか。確認も兼ねてご案内いたします。

平成23年9月分(同年10月納付分)から平成24年8月分(同年9月納付分)までの料率は下記の通りとなります。

~平成23年8月(9月納付分) 16.058%
平成23年9月(10月納付分)~ 16.412%

社会保険改正のご案内
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201110shaho.pdf

事業主のみなさまへ(日本年金機構 厚生年金保険料率変更案内)
http://www.nenkin.go.jp/main/employer/pdf_2011/ryogaku_23_09_01-01.pdf

また、10月は標準報酬月額が改定される月でもあります。
改定前後の確認方法については、下記をご参照ください。

10月社会保険料のチェックポイント
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201110shahocheck.pdf

〔Topics〕平成23年年末調整プログラム対応状況

プログラムの対応状況は下記の通りです。

○対応完了しているもの

  • 平成23年扶養控除申告書(平成22年12月納品分)
  • 平成23年年税額計算(平成23年1納品分)

○現在対応中のもの

  • 源泉徴収票のレイアウト変更(10月下旬完成予定)
    →摘要欄に年少扶養親族を除く対応
  • 給与支払報告書データレイアウト変更(10月下旬完成予定)
    →国税庁・市町村に提出するFDのデータレイアウト変更

退職者の源泉徴収票については、摘要欄に扶養家族の氏名を印字する必要が
ございませんので、現在のプログラムのままお使いいただくことが可能です。

【参考】税制改正による扶養控除の見直しの内容

  • 16歳未満の扶養親族に対する扶養控除の廃止
  • 16歳以上19歳未満の扶養控除の上乗せ部分(25万円)の廃止
  • 同居特別障害者加算特例措置の改組(年少扶養親族に対する扶養控除の廃止に伴う)
  • 源泉徴収票のレイアウト変更

平成23年年末調整のしかた(国税庁)
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2011/01.htm

〔法改正〕平成24年1月からの所得税改正

通勤費非課税限度額の変更

平成24年1月1日以降、運賃相当額が距離比例額を超える場合に、運賃相当額(最高限度:月額10万円)までが非課税とされる措置が廃止されます。
これにより、通勤手当の金額が距離比例額を超える場合には、その超えた金額について課税の対象となります。

通勤手当の非課税分を算出する際に、通勤費運賃相当額をお使いのお客様は、
この改正により非課税額が変わる可能性がありますので、1月給与計算までに非課税限度額を0円にする必要があります。
※運賃相当額の金額を削除する仕組みを年末までにご提供する予定です。

通勤費運賃相当額について
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201110tukinkaisei.pdf

平成24年分の給与の源泉徴収事務(国税庁)
http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/gensen/nencho2011/pdf/66-70.pdf

〔編集後記〕

CCU社内でもスマートフォン率が高まっています。
7月末の社内アンケートでは、回答のあった29名中12名がスマートフォン
現在は、社員36名中14名がスマートフォンユーザー。すごい勢いです。
プラットフォームはAndroidが11名で優勢。負けるなiPhone!(小永@iPhoneユーザー)

Fellowship News 号外2

〔Topics〕厚生年金保険の料率改定

平成16年の法律改正により、厚生年金保険の保険料率は、
平成29年9月まで。毎年改定されることとなっております。
平成23年9月分(同年10月納付分)から平成24年8月分
(同年9月納付分)までの料率は下記の通りとなります。

~平成23年8月(9月納付分) 16.058%
平成23年9月(10月納付分)~ 16.412%

給与システムでは、9月の給与計算前までに社会保険料率の変更が必要です。
翌月徴収のお客様は、新しい料率での徴収は10月からとなりますが、9月末日退職者がいる場合、
1か月分は9月分の保険料率で計算する必要があるため、事前に料率を登録することをお勧めいたします。
また、当月徴収のお客様は9月給与から、保険料率の改定が必要です。

社会保険料率変更の手順
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201109shaho.pdf

事業主のみなさまへ(日本年金機構 厚生年金保険料率変更案内)
http://www.nenkin.go.jp/main/employer/pdf_2011/ryogaku_23_09_01-01.pdf

尚、厚生年金基金の加入する方の厚生年金保険の保険料率は、
一般の被保険者又は坑内員・船員の被保険者の区分に応じた保険料率から、
免除保険料率(2.4%~5.0%)を控除した率となり、基金毎に定められています。
※免除保険料率及び厚生年金基金の掛金については、加入する厚生年金基金にお問い合わせください。

Fellowship News No.31

〔Topics〕損害保険募集人試験制度の変更

2011年10月から、損害保険募集人の代理店試験制度が新しくなります。
これまでの募集人試験と商品専門試験を統合し、損害保険募集人一般試験へ一本化されます。
既存募集人については、10月以降募集人更新の有効期限の移行措置が適用されることとなっております。

弊社でも損害保険募集人サブシステム、有効期限管理サブシステムに影響があると予想しており、
日本損害保険協会、損害保険会社に問い合わせしてみるものの、詳細な仕様はまだ不明とのことです。

一日も早くシステム対応をしたいと考えておりますので、情報ございましたら、
弊社担当にご一報くださいますようお願い申し上げます。(小永)

2011年10月から制度変更案内
http://www.sonpo.or.jp/news/file/00530.pdf

〔法改正情報〕■保険者算定改正に伴う事務手続きQ&A

本年より改正となった保険者算定の要件(業務の性質上、季節的に報酬が変動することにより、通常の方法によって標準給与の算定を行うことが著しく不当であると認められる場合)について、Q&Aがついに公開されました。

●要件
・昨年7月~6月までの報酬を平均し、
 当年4月から6月までの3カ月間の報酬月額と比べ、2等級以上の差がある
・例年4月から6月にかけて報酬が大きく変動することが見込まれる
(業務の一時的な繁忙による報酬の増加は対象外)
※7月から9月の随時改定対象者は、この保険者算定から除かれます。

●手続き
・算定基礎届の修正平均の欄に昨年7月~6月までの報酬の平均を記載
・算定基礎届の備考欄に「年間平均」を記載
・年間報酬の平均で算定することの申立書
・被保険者の同意書(記名押印または自署が必要)
・年間の報酬を確認できる書類(賃金台帳の利用も可能)
※協会けんぽ(または健康保険組合)、年金事務所、厚生年金基金それぞれに提出します。

保険者算定改正事務手続きQ&A、申立書、同意書書式
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T20110610S0080.pdf
→最終ページに申立書、同意書の書式例があります。

健康保険・厚生年金の事務手続き(日本年金機構 平成22年6月発行)
http://www.nenkin.go.jp/main/employer/pdf/kounen_01.pdf

※今回の保険者算定は、その取扱いの詳細の発表から実施まで期間が短いこ
と、その要件に、データからは判断できない条件(例年4月~6月の間繁忙
となる業務かどうか)および本人の同意が必要とされることから、システム
での自動判定の対応を見送ることといたしました。

(小永)

〔機能紹介〕保険者算定に該当する人の調べ方

保険者算定の新要件に該当する方のチェック方法について、ご案内いたします。
6月給与繰越後にチェックします。

●人事システムからデータを出力する方法
汎用印刷を使い、昨年7月から当年6月までの報酬額を出力し、対象者を調べる方法です。

エクセルに1年分の明細データを出力し、1年間の平均、当年4月から6月の平均を比べ
2等級以上差のある人を抽出して調べます。

※汎用印刷の条件ファイルを別途メールでお送りいたしますので、
弊社担当までご連絡下さいますようお願いいたします。

詳しくはこちら
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201106kaisei-jinji.pdf

●給与システムからデータを出力する方法

過去1年分の平均のデータと本年4月~6月分の平均のデータを比べ2等級
以上差のある人を抽出して調べます。

詳しくはこちら
http://support.ccu.co.jp/users/fsnews/pdf/201106kaisei-kyuyo.pdf

(竹津)

〔コラム〕ポジティブとネガティブ

自分がポジティブ思考なのか、ネガティブ思考なのか、簡単に分かる質問をご存じですか?
先日、ある講演会に行ったときに聞いた話なのですが、
「コイントスを6回連続で行いました。結果、6回中6回とも表が出ました。
そこで続けてもう一回コイントスをしようと思います。次は表裏どちらが出ると思いますか?
ちなみに次は7回目、ラッキーセブンです。」

確率で考えると、どちらも2分の1ですが、
ここで「7連続で表が出るだろう、次も表だ。」と思った人はポジティブ思考、
「いや、さすがに次は裏が出るだろう」と思った人はネガティブ思考だそうです。

また、表を予想した人は騙されやすく、裏を予想した人は騙されにくいが、一度信用した人に対しては以後、疑いを持たないという傾向にあるとのこと。
ポジティブ思考、ネガティブ思考どちらが良いのか?
これを考えると、とっさに「ポジティブの方がいいに決まっている」と思ってしまいますが、
いつ何時、何事にもポジティブ!というのが全て良いという訳でもないような気もします。
ちなみに私は、「裏」を選んだネガティブです。

(山田)

〔編集後記〕

今年入社の山田さんは、雰囲気はポジティブそうなのでネガティブとは意外でした。
でもシステムやさんは「疑いの目」も必要。バランスが大事ですね。(小永)